2008年3月22日土曜日

変わるもの変わらぬもの

晴れ 春の陽気。

所用で広瀬通に来た。
株主優待券があったので、スタバに行こうとしたら、その途中で、仙台の立食い界では老舗のK…というそば屋があった。

時間は昼時。

久しぶりに鰹出汁が効いたかけそばが食いたくなり、暖簾をくぐった。


その期待は敢え無く裏切られた。

入口に券売機。(すでにK…ではない!)
厨房にはいかにもなユニフォームを着たおばさん。
特徴的だった子供の頭程の大きさの布に包まれた鰹節の浮いた巨大な寸胴も、常にアツアツに沸騰していた麺茹で用の鍋も姿を消し、効率重視のユニット式そば茹で機が我が物顔で場所を占める。

できて来た物は、カップのそばの方が美味いような代物。
出汁は効いておらず、味気無く、そばは固くてボロボロ。

このそばにK…の名を継がせたのかと思うと腹が立ってならない。


K…は立食い界の老舗だったからこそ、「所詮立食い」と多寡を括ってしまったのだろう。
自分達のアドバンテージが圧倒的な味の差にあると分からず、効率重視の戦略を取ってしまった。
今はいい。
だが来年は?


K…には美味い立食いの原点に立ち返って欲しいと、願わずにいられない。
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