2011年12月22日木曜日

コストコに行ってみた

妻と息子弐と一緒に、コストコに行ってきた。
一言で言って、海外(アメリカ?)のスーパーマーケットに行った気分。
そう言う意味で勉強になったし楽しかった。
平日なので人が少なかった。広大な敷地をゆっくり堪能。

買ってきた冷凍野菜、フルーツを小分けにして冷蔵庫へ。
ジップロック大活躍。

冷凍いちごをスライサーを使って牛乳とミックスしていちごシャーベットを作ったり、備蓄してあった野菜と入りきれなかった冷凍野菜を使ってカレーを作成。
カレーはほとんど外れることが無いから素敵だ。
食うのは明日。

もう寝よう。

2011年11月7日月曜日

『数学ガール』読了

何かの雑誌にこの本のコミカライズが載っていた。そちらはあんまり食指が動かなかったのだが、この本読んだらはまった。

面白い。

数学を改めて勉強したくなった。


物語を一言で言えば…お宅の夢?
失礼な表現かもだけど。
でも、そこに数学が入ってくることでバランスになっている感じはある。

数学はパズルで、知的なゲームで、頭の冒険だけど、人の織り成す物語りとは正直相性が悪い。
人の物語りは感覚的で個別解釈の余地がある。数学はルールがあるため普遍的で個別解釈の余地は無い。

が、そのルールを自由自在に使えればある数式が千変万化するところに数学のロマンやダイナミズムがある一方で、物語りはあるルールの崩壊と再構築にダイナミズムが生まれることが多い。
この本の中に登場する二人の数学ガールと主人公の関係は、往年のラブコメをさらに薄めた位の物語性しか正直感じなかったが、お陰で数学のダイナミズムを感じとり楽しむことができた。

(理解できてたかで言えば半分も出来てないが)

(また、そうは言いつつ、ミルカさんとのシーンはドキドキしながら読んでいたのだが)

高校くらいの頃にこんな本に出会っていたら、私は理系に進んでいたろうと思う。
数式を解いた時に快感を感じる方にはおすすめです。

2011年11月5日土曜日

ベツ・バラーレ

生パスタが美味しい店として人気のお店。
珍しく妻と二人の時間があったので行ってみました。




開店は11時。到着はやや過ぎた位だったが四台ある駐車場はすでに三台。残り一台も目の前で取られてしまった。

すごい。

仕方なく近くのコインパーキングに停めて行きます。
ここは40分100円。比較的安いからまあいいかと。

店内は狭い。が、明るくてモダンでシンプルでおしゃれ。
すでに八割埋まっていた所で席に座る。
他の席は近所の若い奥さま方なのだろう。
ファミレスとかとは微妙に客層が違う気がする。男の気配がない。

メニューが運ばれてくる。
本日のランチパスタが6種類。
しかも、通常のパスタの他、幅広のフェットチーノが選べ、また、辛口指定もできる。
また、別腹のパフェが付いたコースなら7種のパフェから選べる。

すげえ。

妻はパフェセットでトマトソースのパスタ、私はランチセット(パンとスープ付き)で一日10食の文字に惹かれて牡蠣の入ったクリームパスタにする。
と、最初に運ばれてきたのがサラダ。
と、銀色の猫のフォークレスト。

こりゃステキ。

盗難もあるそうな、さもありなん。

店内には新聞・雑誌の類いはなく、女性ボーカルの軽やかな曲がかかってる。
手持ちぶさたにテーブルを見るとなにやら小冊子。
何ページかに渡って、開店の動機や店名の由来、使ってるパスタマシーンやフェットチーノ、辛口指定、美味しい食べ方のコツ、店でかける曲のこと、駐車場のことなどなど、店のこだわりや嬉しいポイントが書かれていた。

これがなにげにすごい。

なんというか、今時のマーケティングの教科書に出てきてもおかしくない素材。
これで料理も良ければ完璧だけど…と思っているとパスタが来た。



見た目はごく普通のパスタ。
フォークを入れて驚いたのはその固さ。

よく「パスタはアルデンテが一番美味しい」などと言います。
が、ただの堅茹で位に思って(ので、その辺は好みの問題でしょと思って)いました。

これは違う。
ぐっぐっとフォークに絡まりながらいわゆる腰があり、しかも堅茹でのカリコリ感は微塵もなくむしろもっちりとした食感。
今まで食べたことのあるパスタとは全く違う食べ物…と言うのは言い過ぎでしょうか。

生パスタだから?否、ここだからなのでしょうね。

クリームソースはやはり丁寧な作りで繊細で、後味に牡蠣の美味しい風味が残る感じ。
もちろん牡蠣そのものも絶品で表面を香ばしく揚げた中から旨味がフワッと口中に広がる。
とても衝撃的な美味しさでした。

妻が私を見て、「おとうちゃんを喜ばせるのは、案外簡単なんだねえ。」と笑っておりましたが、本当に美味しいものに出会うとついつい笑顔になってしまうのは万国共通なのではないでしょうか。
パスタセットにはドリンクが付きます。

私は食後に紅茶を頼みました。
妻のパフェと一緒に紅茶が来て何げに飲んだらアールグレイが使われてました。
私は好きなのですがフレバーティで癖があり「紅茶」とだけ書いてるような所では出た試しがなかったのです。

ああ、幸せ。
こんな時間を過ごさせてくれたお店に、妻に感謝です。

追伸
例のコインパーキング利用者には100円のキャッシュバックのサービスがありました。
お店独自のサービスのようです。
ちょっとのことですが、これも嬉しかったです。

2011年5月6日金曜日

『ブレイブ・ストーリー』読了

図書館で借りた宮部みゆき著『ブレイブ・ストーリー』上下巻をついさっき読み終わった。

少年を主人公にした行きて帰りし物語であり、自分探しの物語とまとめてしまうと極めて陳腐。
そんなまとめでは語り尽くせない、とても面白い、良い本だった。
とても丁寧。

こんな本にもっと若い時に出会えてたら!
と思うが、たぶん相当読後感は違ったろうと思う。たぶん亘の喜びや悲しみや苦しみの半分くらい理解できなかった、否、もっと軽いレベルでの理解になってたろうとは思う。
でも、それはそれで、その時には精一杯の理解であり、間違いではない。
というか、読む時期によって、感じ方は変わってくるだろうとは思うが、心を揺さぶるパワーは同じくらい感じられるのではないだろうか。
それは、良い本の条件の一つだと思う。

できれば息子に読ませたいなぁ。
今度、古本屋で探してみよう。

2011年1月2日日曜日

鋼の錬金術師 最終巻 読了

ずっと立ち読みで済ませて来たが、最終話は異例の2回掲載(最初に掲載された号があっという間に売り切れたため、翌月号にも同じ内容が掲載された。)であったにも関わらず、結局立ち読みすること能わず、最終巻が発売されるに至ってつい買ってしまった。

人間としてはそれでいいのだと思いつつ、物要りの時期に衝動買いしてしまうのは大人としてどうなのかと悩みつつ、読了。

とても良い。「鋼の錬金術師」らしいクライマックスと結末だった。
「鋼の錬金術師」の良さは、圧倒的な才能とパワーを持ったヒーローが、レベルアップの末これまた圧倒的なパワーを持つボスキャラをやっつける…というありがちなストーリーっぽい流れを使いながら、実は、主人公を中心的な存在としつつも、とっても魅力的でとっても多種多様なキャラクター達が互いに相互作用しながら(それも必ずしも主人公を結合点とせずに)膨大な流れを織りなす点を、きちんと描いてる点と、

大人の都合や物語世界のルールなどのしがらみに対し、少年時代特有の真っ直ぐさで立ち向かう姿を肯定的に描いている点であると、

個人的には思っております。
そしてなにより、少年達の成長をきちんと描いている点が良い。

例えば、ドラゴンボールではは 極論すれば、ボスキャラ退治の場面では、元気玉以外、他の登場人物の存在価値は無い。
ONE PIECEでは、他の登場人物は極めて重要だが、ルフィはどこまで行ってもルフィであり、成長と言うか変化は余り感じない。
HUNTER×HUNTERは方向的には比較的近いように思うが、世界のルールに則る部分が強く、それに背こうとするのが、主人公とボスキャラ位しかいないため、相互作用は弱い。

TV版は、原作よりややペシミスティクと言うか、世界の閉塞感に引きずられていた気がしている。
あの時点ではベストな解だったかもしれないが、「鋼…」らしくは無い気がしていた。

以上、あくまで私の主観。 だからダメと言うわけではなくて、力点が違えば、魅力も違って来るという話。

立場もあるが、父親と息子のシーンなどはやはり感情移入してしまいますな。

荒川先生お疲れ様でした。
最終巻だけでごめんなさい。