2011年11月5日土曜日

ベツ・バラーレ

生パスタが美味しい店として人気のお店。
珍しく妻と二人の時間があったので行ってみました。




開店は11時。到着はやや過ぎた位だったが四台ある駐車場はすでに三台。残り一台も目の前で取られてしまった。

すごい。

仕方なく近くのコインパーキングに停めて行きます。
ここは40分100円。比較的安いからまあいいかと。

店内は狭い。が、明るくてモダンでシンプルでおしゃれ。
すでに八割埋まっていた所で席に座る。
他の席は近所の若い奥さま方なのだろう。
ファミレスとかとは微妙に客層が違う気がする。男の気配がない。

メニューが運ばれてくる。
本日のランチパスタが6種類。
しかも、通常のパスタの他、幅広のフェットチーノが選べ、また、辛口指定もできる。
また、別腹のパフェが付いたコースなら7種のパフェから選べる。

すげえ。

妻はパフェセットでトマトソースのパスタ、私はランチセット(パンとスープ付き)で一日10食の文字に惹かれて牡蠣の入ったクリームパスタにする。
と、最初に運ばれてきたのがサラダ。
と、銀色の猫のフォークレスト。

こりゃステキ。

盗難もあるそうな、さもありなん。

店内には新聞・雑誌の類いはなく、女性ボーカルの軽やかな曲がかかってる。
手持ちぶさたにテーブルを見るとなにやら小冊子。
何ページかに渡って、開店の動機や店名の由来、使ってるパスタマシーンやフェットチーノ、辛口指定、美味しい食べ方のコツ、店でかける曲のこと、駐車場のことなどなど、店のこだわりや嬉しいポイントが書かれていた。

これがなにげにすごい。

なんというか、今時のマーケティングの教科書に出てきてもおかしくない素材。
これで料理も良ければ完璧だけど…と思っているとパスタが来た。



見た目はごく普通のパスタ。
フォークを入れて驚いたのはその固さ。

よく「パスタはアルデンテが一番美味しい」などと言います。
が、ただの堅茹で位に思って(ので、その辺は好みの問題でしょと思って)いました。

これは違う。
ぐっぐっとフォークに絡まりながらいわゆる腰があり、しかも堅茹でのカリコリ感は微塵もなくむしろもっちりとした食感。
今まで食べたことのあるパスタとは全く違う食べ物…と言うのは言い過ぎでしょうか。

生パスタだから?否、ここだからなのでしょうね。

クリームソースはやはり丁寧な作りで繊細で、後味に牡蠣の美味しい風味が残る感じ。
もちろん牡蠣そのものも絶品で表面を香ばしく揚げた中から旨味がフワッと口中に広がる。
とても衝撃的な美味しさでした。

妻が私を見て、「おとうちゃんを喜ばせるのは、案外簡単なんだねえ。」と笑っておりましたが、本当に美味しいものに出会うとついつい笑顔になってしまうのは万国共通なのではないでしょうか。
パスタセットにはドリンクが付きます。

私は食後に紅茶を頼みました。
妻のパフェと一緒に紅茶が来て何げに飲んだらアールグレイが使われてました。
私は好きなのですがフレバーティで癖があり「紅茶」とだけ書いてるような所では出た試しがなかったのです。

ああ、幸せ。
こんな時間を過ごさせてくれたお店に、妻に感謝です。

追伸
例のコインパーキング利用者には100円のキャッシュバックのサービスがありました。
お店独自のサービスのようです。
ちょっとのことですが、これも嬉しかったです。

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