2022年4月17日日曜日

Gmailで同じドメインのメールをやり取りすると「このメールにご注意下さい」と出る問題

 最近、GoogleがGmailのセキュリティ絡みをいじったらしく随所で「このメールにご注意下さい」と表示されるようになったのだが、それが落ち着いて来たのに一向に表示が出続けるアドレスがある。会社のメインのメールアドレスだ。

メインのメールアドレスでそんな表示が出るのはよろしくない。そこでレンタルサーバーの会社に連絡を取り色々手を入れたがなかなか改善せず、どうやらGoogleの仕様の問題っぽいため手の打ちようが無いらしい。

で、改めていろいろなパターンを調べた結果、次のような事がわかってきた。

  1. 会社のドメインのメールアドレス同士で、両方Gmailでメールの送受信を行うと、GoogleのサーバーのIPアドレスでSoftfailとなり「このメールにご注意下さい」が出る。
  2. 会社のドメインのメールアドレス同士で、片方はそのレンタルサーバー付属のWEBメール、片方がGmailの場合、WEBメールから送ったものは「このメールにご注意下さい」が出るが、メールヘッダにあるIPアドレス=WEBメールのサーバーのIPアドレスを、メールサーバーのDNSレコードのTXTにSPFテーブルとして+ip4:×××.×××.×××.×××で登録してやると表示が出なくなる。
  3. 会社のドメインのメールアドレス同士で、片方はWindows付属の「メール」を、片方がGmailの場合、「メール」から送ったものは「このメールにご注意下さい」が出るが、メールヘッダにあるIPアドレス=そのパソコンがインターネットに接続しているプロバイダのサーバーのIPアドレスを、メールサーバーのDNSレコードのTXTにSPFテーブルとして+ip4:×××.×××.×××.×××で登録してやると表示が出なくなる。
  4. 会社のドメインのメールアドレスから、個人のgmail.comのアドレスに送信した場合は表示されない。

そう、結局、「同じドメインのメールのやりとりをGmailで行うと表示が出る」が、他のメーラーが絡んだ場合は必要な設定をDNSレコードに追記すれば表示が出ないし、他人のメールアドレスに送信した場合は表示されていない…らしい。

ちなみに穿った記事では、GoogleWorkspaceに契約した場合はそうした状態でもこの表示は出ないので、Googleとしては会社内で使うような場合はGoogleWorkspaceを契約してほしいといからわざとこの辺の手を抜いてるのだ…という説もあった。

個人的には、仕事の環境的にどちらかのアドレスをGmail以外に移行するのは難しい。もちろんGoogleWorkspaceに移行するのも無理。

どうしたものかなあ。