武装集団に拘束されていた日本人三人が開放された。
無事に開放されたこと、本当によかったと思う。
今回の事件、結局は自業自得であった部分があるのは事実で、かつ、それは本人達も、また家族達も十二分にわかっていたと思う。
だからと言って、その命が粗末に扱われて良いと言うことにはならないし、ましてや、赤の他人が彼ら、彼女らを攻撃してよいという理由になるはずがない。
今回の事件中に、被害者家族を「不愉快だ」という理由で攻撃していた知り合いがいた。彼の中には無意識に"非国民"という言葉が横切っていたのではないかと思う。
私は"非国民"という言葉も、そういうレッテルを(無意識にでも)他人に貼り付ける人が嫌いです。大体、そんなこという人間の90%は国のことなんか考えちゃいない。ただ、他人を思う樣攻撃できる口実が欲しいだけなのだ。
ドイツがパリから撤退し、連合軍が入場したとき、ドイツの将校とつきあった女性は片っ端から迫害され、リンチやレイプにあったというが、ではそういった行為をした人間の中に、ドイツにへつらっていた人間もいたはずだ。
中国の文化大革命しかり、大東亜戦争時の日本しかり。
人を大事にする心の無い国家政策はファシズムだ。民主国家と言うレッテルが貼られていてもだ。
世界中で自由も民主主義も空洞化し、ファシズムとエゴイズムが充満しつつある。
恐い世界だ。
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