2013年4月10日水曜日

XPが使えないならUbuntuを使えばいいじゃないの

タイトルは釣りです。たぶん。

Microsoft、あと365日でサポート終了とXPユーザーにクギを刺す:TechCrunch Japan

いよいよというかようやくというか、WindowsXPのサポートが終了することになったわけですが、Microsoftが有効な代替案を用意できていないところに、往年のMicrosoftの妖怪的な迫力が失われている気がしますがそれはさておき。


私が個人的に利用していたVistaのノートパソコンがハードディスクの問題でOSが立ち上がらなくなって、今はUbuntu Linuxを入れてあります。
Ubuntu Linuxは、Debian GNU/Linuxをベースにしたディストリビューションです。
Windowsのソフトが動くわけではありませんが、これ自体がフリーで使える上、各種のフリーソフトが充実しており、ネットを見たり、ちょっとした文章を作る程度なら、これで十分です。

うちの場合、もう一台VistaのPCがあるので、WindowsでないとダメなことはそっちのPCを立ち上げて処理するのですが、そっちのPCを立ち上げる機会は殆どありません。
年賀状印刷の時くらいか。でももしクラウドで住所管理と宛名印刷が出来るサービスが出てきたら、それすら要らなくなりそう。

これ、Ubuntuが性能が良いというよりは、Webで出来ることが増えて、Webさえできればまあまあ困らなくなってきたっていうのは大きいと思います。

それと、スマートフォンや類似のデバイスの広まりも大きいかも。
うちには私と妻のスマホが1台ずつ、そのお古が各1台ずつ(内一台は下の子がWi-Fi専用で使用)、タブレット1台、上の子のiPod1台…と、合計6台のデバイスがあります。それらをフルに使うことはまずありません。
それぞれちょっとWebを見たりなんかするには十分。PCでなきゃ出来ないこと以外はそれらを使ってます。
で重要なのは、これらはタッチ操作で、かつ操作方法も微妙にデバイスごとで違います。
この状況に慣れてしまうと、以前ほど「Windowsの使い方」にこだわる必要がなくなります。
これは結構大きいように思います。

この状況では「Windowsでしか動かないソフトを使わなければできないこと」が無ければWindowsを使う機会はありません。
それに、例えばXPやVistaで使えたソフトが、最新のWindows8で使えないなんてことも結構あるようですから、それらからの乗り換え候補としては、むしろハードルが高いと言えるでしょう。
もし今後、最新のWindows用のソフトを使う必要が出てきて、そのためにWindowsの別途購入が必要になったら…正直、そのソフトじゃなくて別なソフトでやれないかを検討すると思います。

世の中に置かれているPCの結構多くは、ただWebやワープロや表計算が出来ればいいというレベルで利用されているように思います。XPやVistaを使い続けている人にはそうした目的でPCを使用している人が多いのではないでしょうか。
だとしたら代替えとして最新のWindowsや有料のMacをインストールするより、Ubuntu Linuxを入れちゃった方がコスト的にメリットがあるし、いいんじゃないかと思います。

もう一度メリット/デメリットを整理すると、

【メリット】

  • OS自体の購入にお金がかからない。
  • 更新にもお金がかからない。
  • 標準的なHTMLやJavaScriptなどで構成されたサイト(Androidで普通に利用できるサイト)なら問題なく閲覧・利用ができる。
  • ちょっと古めの機種でも使える。
【デメリット】
  • Windowsでないと動かせないソフトは使えない。(但しVirtualBoxなど使ってそこにWindowsをインストール出来れば仮想環境で利用できる)
  • インストールやトラブル発生時などは、自分で調べたりする頻度が多くなる。(以前に比べると書籍も増えてますが、基本的な知識がないとWindowsより苦労する時が稀にあります。)
私としては、すでにAndroidのスマホやタブレットを利用している方で、Windows専用のソフトを使っていない方なら、XPやVistaの代替えOSとしてUbuntu Linuxをおすすめしたいと思います。


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