2005年5月6日金曜日

関さんの芝居

先日、「春日町アンダーグラウンドシアター」を見てきました。
と言っても、映画「ダイハード」と関さんの一人芝居「蟻の呪い」の二つだけ。
仕事で入場が遅れ、半分ぐらい終わった所で入場しました。
映画「ダイハード」は以前CMの仕事で御一緒した伊藤広重さんが監督、遠藤瑞知さんが編集した作品で激烈な便意で公衆トイレに駆け込んだ男に降り掛かる様々な出来事を描く、なんつうかショートショート作品集で、ほぼ同じ構図ほぼ同じ構成同じ役者で四篇。面白かったです。
なんか、私が好きな星新一の作品みたいでした。
で、凄く感動したのは(広重さんごめんなさい。)次の関さんの一人芝居でした。
なんというか、入り口は地下世界に住む男の一人語り風に始まりました。
そのまま、一人語りで終わるのかと思いきや、途中から話は仙台の様々な劇団の芝居の話(それに俺出てたよね?え?出てない?というパターン)が次々出てくる、ちょっとメタな感じにほぐれて行きました。
そこでほぐれきって終わるかと思いきや、今度は現実と創作の境目を行ったり来たりしはじめ、その激しい振れの中で実はこの語る男が、現実と創作を行ったり来たりする人間であることが明らかにされて行くという結末へ。
いやー凄かった。
実はあまり期待していなかったのですよ。
一人芝居は、戦略が一番必要になる芝居形式だと思うのですが、関さんの芝居はどちらかと言うと戦略を超えたところを敢えて狙ってる気がしていたからです。
今回の作品は、戦略を練りながら踏ん張りながら書き上げ作り上げた作品だと感じました。
その悪戦苦闘ブリが、今までにないケロッとした演技スタイルに重なり、本当に面白かった。

1 件のコメント:

  1. 遅れてきた・・・?
    と、云う事は、コント「酔っ払い刑事」は
    見てないんですね!

    こりゃ、ラッキー♪\(⌒O⌒)/

    嗚呼、あれを見られたら・・・
    モグラの様に穴を掘って逃げ隠れてしまいますワン!

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