2010年10月19日火曜日

『告白』読了。

妻から借りた。
本を読むのが遅い方なのだが、瞬く間に読了。
面白い。

各自の告白によりひとつの事件が多面的な様相を表すという構造は、ミステリーにはよくあるものだが、明るい澄んだ狂気とでも言うべきなんとも言えないものが、ページを捲るのに従い、薄皮を剥ぐ様に徐々に露になる様子は秀逸。

妻はマイミクよむよむさんが書いた作品の様だと言っていたが、正にそうだと思った。

読みきった時、実は自分がどこかで分かりやすい正義を期待し、それが裏切られたことに、爽快感を感じました。

是非映画も見たい。

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