2009年6月4日木曜日

『墨子』

すみこではない。

念のため。

図書館で借りた。いわゆる注釈本を読了。

『墨攻』(酒見賢一 著)とセットで読むのが吉。

また読みたいな。時間があったら。

墨子の考え方は、個人的には孔子の言葉よりしっくり来る。

しかし、いわゆる墨家集団のイデオロギー的な部分は嫌いだ。

誰のために戦い、誰のために死ぬのか。

少なくとも圧政者のためじゃないはずだ。

キリストその人と教会の関係のようなものを感じる。

集団が自己保存に傾くと、創始者は人ではなくシンボルとなり、生きた言葉はフィルタで濾されて力を失う。

大事なのは、崇め奉ることではなく、我が心と行いを彼の人のごとくにすることだ。

彼の人の考えるように考え、彼の人が行うように行う。

まあそれが難しいのだが

不肖の者には。

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